僕が書くとビックリするほど気持ち悪くなるような文章シリーズ第一弾。


霧雨が降っていました。


昨日の深夜、老夫婦と思われるお爺さんとお婆さんが一つの傘の下で身を寄せ合って歩いていました。傘はお婆さんを霧雨から護るようにお婆さんよりに差されていました。その所為でお爺さんの左肩の上には傘がなく、濡れていました。


肌寒い霧雨が降っていました。


しかし、僕にはあの二人がそれほど寒そうだとは思えませんでした。