溶けてく景色はいつもこんなに迷ってるのに


南浦和に行ったので。


埼玉戦隊ウラワンジャー。

レッド「浦和レッド!」

ブルー「南浦和ブルー!」

イエロー「東浦和イエロー!」

ブラック「北浦和ブラック!」

ピンク「西浦和ピンク!」

武蔵ウラワー「現れたな、ウラワンジャー!今日こそ邪魔なお前らを倒し、この埼玉を武蔵ウラワー様の支配下においてやるのだーグハハハー!」

レッド「武蔵ウラワー!いや、元武蔵浦和ホワイト!目を覚ますんだ!お前は誰よりもこの浦和の町を愛した正義の戦士だったじゃないか!」

武蔵「うるさいうるさーい!お前らには俺の苦しみがわかるまい!だって、武蔵だぜ!?武蔵って・・・・・・・・!武蔵(たけぞう)?」

ブルー「いや、武蔵(むさし)だよ。」

イエロー「うん、武蔵(むさし)だ。」

武蔵「そうだ!武蔵(むさし)だよ!何だよ、武蔵って!『むさいし』みたいじゃん!『むさし、むさいし。』みたいじゃん!」

ブラック「ダジャレじゃん。」

ピンク「辟易じゃん。」

レッド「おい、じゃん、はやめろ。俺たちは埼玉県民だ。横浜かぶれするのはやめろ。」

武蔵、ブラック、ピンク「うん、わかった。」

ブルー「まぁそういうわけでいじけるなよ、武蔵。いや、ホワイト。」

イエロー「そうだよ。もう悪を演じるのはやめろよ。すべての悪の元凶は『さいたま新都心』だ!何なんだあの駅は!めっちゃ大宮から近いじゃねーかよ!お前は『さいたま新都心』に操られてるだけだ!」

武蔵「ううう・・・・・・・・。もう戻れないよ・・・・・・・・。SMAPだって6人組には戻れないじゃん・・・・・・・・・・!」

ブラック「あれはしょうがないじゃん。」

ピンク「今更オートレーサーからは戻れないじゃん。」

レッド「おい、じゃん、はやめろ。横浜に憧れるのはやめろ。」

武蔵、ブラック、ピンク「うん、わかった。浦和におしゃれさを期待した俺らがバカだったよ。」

ブルー「まぁそういうわけだから戻ってこい、ホワイト。」

イエロー「いい加減このコントも飽きたから戻ってこい、ホワイト。戻れ、これは命令だ。」

武蔵改めホワイト「へへ、相変わらずイエローはカレー臭い、じゃなかった、くさいこと言いやがるぜ。」

レッド「よーし、これでウラワンジャーも結成当時の6人に戻ったぜ。これからもみんなでこの町、浦和を守っていこうぜ!」

みんな「おー!」


この様子を電信柱の影から見つめるものがいた。俺も仲間に入れてくれ、その一言がいえなくて。彼の名は中浦和。何線なのか、わからない。